2018年04月25日

多文化から生まれた「働き方改革」以前の独自哲学

代表取締役 ポール チャップマン

マネーツリー CEO
ポール チャップマン

近年「働き方改革」という日本人のワークスタイル改善に取り組む企業が増えています。しかしながら、マネーツリーには現在18か国籍のメンバーが在籍しており、日系企業であるものの、日本独特のワークスタイルがそもそも存在しません。そんなマネーツリーの独自の多様性文化の強みについて、代表のポール チャップマンに聞いてみました。

このブログでは、ポールの取材から見えてきたマネーツリー独自の哲学について紹介したいと思います。創業以来築きあげてきた現在のマネーツリーカルチャーは、多様な人材が働きやすい環境を作るために試行錯誤した故の産物であり、そのカルチャーはマネーツリーのあり方そのものにも紐づいているようです。

マネーツリーはプラットフォーマー

マネーツリーを創業して6年という期間、マネーツリーのあり方を模索し続けてきた、というポール。自社を「プラットフォーマー」と位置付けるのは、「マネーツリーは、製品・サービス・システムなど、ビジネスを行うための基盤づくりを開発・提供・運営する事業者であり、販売を中心におこなうベンダーとは違う」という発想からきているといいます。

「お客様のニーズを聞く柔軟性を持つことと同時に、そのプロダクトに必要なものは何か、を対等な立場から断言できるスタンスを築く必要があると考えています。お客様のニーズを把握することはもちろん基本中の基本だが、全てにYESと答えることが、マネーツリーの存在意義を見出すとは思えない」

ユーザーとの距離が近いサービスを持つからこそ分かる「マーケットニーズ」を、率直にお客様に伝えるからこそ得られる「信頼性」を大切にしているのです。

プロダクト価値を追求する

マネーツリーのプロジェクト進行における特徴は「プロダクトマネージメント体制」を採用していること。プロジェクトマネージメントには大きく次の2つのスタイルがあるといいます。それは、①プロジェクト自体の最大化を図るために、目的や目標、計画などを重視する方法と、②プロダクト価値の最大化を図るべく、顧客や開発者、経済性を重視する方法です。

「マネーツリーが採用しているのは後者のプロダクト価値の最大化を図るべく、顧客や開発者、経済性を重視する方法です」

プロジェクトマネージのスタイルに合わせて、プロジェクトメンバーの組み方も工夫していることがある、とポール。「縦割りではなく、横のつながりでメンバーを編成しています。例えば、営業・開発・マーケティング・広報などそれぞれ別のチャネルを持つメンバーが、同じプロジェクトチームに加わってもらっています。一人が同じプロダクトに関わり続けることがないように、新規事業を経験したら、次は既存プロダクトというようなイメージで積極的な配置転換をしています」

また、この編成方法にしたことは、マネーツリーの少数精鋭主義にも関係しているようです。

「第一に、スタッフの生産性・効率性を上げていきたい、と考えています。経験を積み、たくさんの人と触れ合うことで経験値をあげてほしい。それがマネーツリーにとって、よりクリエイティブなものを生み出す原動力になると信じています」

代表取締役 ポール チャップマン

大切なのは「ワーモニー」
声の小さな人にはメガフォンを

オーストラリア出身のポール。過去にも日本への留学経験を持ち、日本・母国両方の文化を経験しています。それらの経験は、自身が会社を経営する上で、どのように役立っているのでしょうか。

「和+ハーモニーの造語、“ワーモニー”を自身の経営哲学の一つとしています」

マネーツリーは「個」を尊重する以上に「和」、つまりは「チームプレー」に重きを置くといいます。和を壊して無理矢理自分の意見を押し通すようなことは良しとしないカルチャーなのです。

現在、マネーツリーは18カ国籍のメンバーが在籍し、会議ではさまざまな言語が入り混ざっています。中には、日本語が不得意な人もいれば、英語が聞き取れない人もいる。それをバイリンガルの人が通訳し、補完し合いながらその場が成り立っています。どうすれば、多様な国の出身メンバーが刺激し合いながら円滑にプロジェクトが進行するのでしょうか。

「フラットな環境ではあるのですが、意見を通してしまうのは、やはり声の大きい人。しかし、なかなか発言しようとしない人、つまり声の小さい人にもメガホンを渡し、意見を聞くのが各マネージャーの役割。会社としての責務だと思っています」

働く環境にMinimum Viable Productの発想を

「効率性を求めているので、長時間労働は全く推奨していません」 日本における社会問題でもある育児や介護を担う人材も柔軟な対応ができるように、とまず簡易的な制度から始め、徐々に整備をしている、といいます。これはマネーツリーのものづくりにおけるMVP(Minimum Viable Product)の手法、すなわち「必要最小限の機能のみを持つシンプルな製品」から始めるのと同じアプローチ法です。「多様な人材で成り立っている会社だからこそ、制度づくりは慎重に進めていっている」

急成長中のマネーツリー。多様なメンバーがそれぞれの強みを活かしながら働ける環境やカルチャーを維持し、さらに強い組織へと進化する為の取り組みにチャレンジしています。


ポール チャップマン

オーストラリア出身。モナシュ大卒。2000年にSaaSスタートアップ「cvMail」を設立後、Thomson Reutersにバイアウトされる。その後en worldでIT部長として勤め、2009年よりアプリ制作に着手、そして2012年マネーツリー株式会社を設立。LinkedInアカウント

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マネーツリーの個人資産管理アプリ「Moneytree」、経費精算サービス「Moneytree Work」および金融インフラサービス「MT LINK」を支え、発展・加速化させるため、様々なメンバーが活躍しています。インタビューでは、マネーツリーで働くメンバーに働き方や働く環境について聞いています。

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