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忙しい共働き家庭でも失敗しないアプリで簡単、家計管理法
家計を見直す

忙しい共働き家庭でも失敗しないアプリで簡単、家計管理法

武藤貴子
2017
08
24

夫婦二人が働き、収入の多い共働き家庭。それなのに、「貯金ができない」と悩む家庭は少なくありません。お金があるからこそ使い過ぎていることも一因ですが、そもそも、夫婦の間でうまく家計管理できていないことが根本的な原因です。

きっと相手が貯めているはず?という思い込みは珍しくない

忙しい共働き家庭は、家計管理が疎かになりがち。時間がないことを言い訳に、結婚後も家族として家計のルールを定めず、独身時代と変わらないお金の使い方を続けてしまう夫婦は多いのです。夫が家賃と公共料金、妻が食費と生活雑貨費など、それぞれが支出項目を負担したら、あとは自分の小遣いに。「きっと相手が貯めているはず」と思い込み、実際は夫婦ともに貯金ゼロなんてことも珍しくありません。

このように、夫婦の財布が別々だと、互いにお金の使い方について干渉することがないため、気楽かもしれません。しかし、「家族のお金」という意識が希薄になり、生活費に無駄があっても気づかない、つい自分の好きなことに浪費してしまうなどの問題が起こりやすくなります。それに、マイホーム購入や将来の子どものためになど、共通の目標を掲げて一緒にお金を貯めていないと、貯金する意欲も削がれてしまうものです。また、お互いに充分な収入があるうちはいいですが、リストラや転職、働き方が変わるなどで減収となる可能性もあります。そのような時、家計管理ができていないことで初めて危機に気づき、慌てる家庭は少なくないのです。

「共通口座で管理する」という罠!?

それでは、夫婦のお金を全て一つの口座で管理するのはどうでしょうか。給料が振り込まれたら、夫婦の収入に応じて決められた金額を家族用の口座に移し、住居費や光熱費、固定費、食費など、全ての生活費をここから支出します。これなら、支出が共有できて、徹底的に家計管理ができそうです。

しかし、この方法は、このままですと貯金がおろそかになる危険があります。よく、生活費口座の余ったお金を「貯金」だと思っている家庭が見受けられますが、そうしたお金は、不定期に出ていく大きめの支出があった時、あっという間に消えてしまいます。生活費口座に残っているこのようなお金は「貯金」ではなく、正確には「予備費」なのです。つまり、 生活費口座貯金口座予備費用の口座 を分けていないと、予定外の出費でお金がなくなり、本来の意味での「貯金」ができないといった弊害が生まれることになります。

新たな口座開設やクレジットカード作成よりアプリでひとつに!がラク

それでは、共働き家庭には、どのような家計管理法が最適なのでしょうか。まずは、夫婦二人で家計全体を把握できる環境を作ることが大切です。たとえば、生活費口座を一つにまとめれば、家族のお金の流れを一緒に確認することができます。

ただ、それまで別々だった生活費口座を、わざわざ一つにまとめるのは簡単なことではないかもしれません。すでに引き落とされる口座やクレジットカードが決まっているのに、家族用の口座へ変更するには手間がかかります。お互いに仕事をしていれば、手続きに割く余裕はないでしょう。

しかし、改めて生活費口座を一つにしなくても、夫婦が共通の家計簿を管理していくことならできます。マネーツリーのアプリを夫婦それぞれが登録すれば、同じ家計簿を二人でつけていくことが可能です。お互い、生活費が引き落とされる口座や生活費に使うクレジットカードを登録しておけば、アプリから自動的に口座残高や利用明細が確認できますので、実際には生活費口座が一つでなくても、口座をまとめた時のように家計を一括で管理できるのです。

これなら、口座を一つにしたり、忙しいのに、わざわざ家計簿を手入力したりする手間も省けますね。はじめに登録して口座やカードを紐づけするだけで、家計の無駄を二人で見つけるのに役立つほか、自動的に家計簿がつけられ、家族の資産管理まで行えます。

自動積立定期預金で先取り貯金。アプリを使えば、各自の自動積立口座でも把握できる

毎月の生活費口座が管理できたら、そのほかに、貯金用の口座と固定資産税などの税金、年払いの保険料の支払いなどに充てるための予備費口座を用意しましょう。

予備費口座は、保険料や税金のほか、帰省にかかるお金や、冠婚葬祭の費用など不定期に発生するお金を備えておくための口座です。予備費を準備しておかないと、生活費が足りなくなったり、貯金を切り崩すことになったりしてしまいます。毎月給料から一定額を、もしくはボーナスから入金しましょう。

そして、お金を貯めていくには、生活費口座にお金を余らせていくのではなく、別口座でしっかり貯金することが大切です。とはいえ、予備費口座への入金に加え、貯金口座にまでお金を移すのは、なかなか手間のかかる作業。忙しい共働き家庭ですから、「ついうっかり」が重なり、予定通り貯まらない危険もあります。

そこで、「自動積立定期預金」など、貯金する分を給料から天引きさせる仕組みを利用してみましょう。毎月、給与口座から貯金口座へ自動でお金が移動するため、忘れていても「先取り貯金」ができます。

なお、夫婦が互いにこの仕組みを利用した場合、別々の口座に貯金していくことになりますが、だからこそ、夫が住宅資金、妻が教育資金など、目的別に貯めていくことが可能になります。また、マネーツリーに貯金口座を登録すれば、口座をわざわざ確認せずとも、アプリを開くだけで家族の資産がすぐにわかります。増えていく資産を視覚化させることで、お金を貯める意欲も増しそうですね。


Moneytreeアプリなら、全資産を一覧で一目で確認できます。


Moneytreeアプリの口座残高画面

同じ家計簿をもって、夫婦での話し合いを忘れずに

共働き家庭が家計を管理するのに、「夫婦で情報共有すること」は何より大切です。生活費口座をまとめるのももちろん効果的ですが、生活費口座が別になったとしても、家計簿が共通であれば、家族としての支出を把握し、節約ポイントを見つけることができるでしょう。同じ家計簿を持つことで、家族のお金について、自然と会話が増えるはずです。

まずは、夫婦で家計管理について話し合い、マネーツリーアプリに銀行口座やクレジットカードを登録する機会を作ってみましょう。共働き家庭の家計管理は、仕組み作りとコミュニケーションでうまくいきます。

筆者プロフィール

武藤貴子

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。1983年埼玉県生まれ。会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやコラム執筆を行う。独立後は、起業のコンサルティング業務とともに、執筆や個人マネー相談、メディア出演などを中心に活動中。著書に『いちばん稼ぎやすい簡単ブログ副業』(河出書房新社)がある。

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