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まとめて、分けて、捨てる 個人資産のお引越しのヒント
将来に備える

まとめて、分けて、捨てる 個人資産のお引越しのヒント

マネーツリー編集部
2017
07
27

今年から資産運用に着手した方、既に経験豊富な方も、数多くの商品に手を出してしまい、気が付いたら、保険に投資信託、FXに株、と目を配らないといけない範囲が広くなっている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、リスクを考慮し、広い範囲の商品に投資するということも一つの方法です。
ただ、全体の把握ができなくなってしまうのは、少し困りものですよね。

そこでちょっと立ち止まって、一度所有している金融商品全体を見渡してみはいかがでしょうか。
もう少しシンプルにしたい。そんな風に感じている方に今回は、「個人資産のお引越し」と題し、住まいやオフィスのお引越しの手順を参考に、お金のお引越しについてお話ししたいと思います。

お引越しから学ぶ、資産の簡単整理の3ステップとは

住まいやオフィスの整理、お片付けと聞くと、「やらなくてはいけない」と分かってはいてもなかなか始めるのがおっくうで・・・という方も多いのではないでしょうか。お金の整理も同様です。そういった方にオススメなのが、同じ種類のモノから一気に整理する方法です。一箇所(一つの金融商品)を整理して、また他の場所(他の金融商品)を整理するよりも、効率よくシンプルに整理することができます。

「まとめて」→「分けて」→「捨てる」。

この3ステップで整理していきましょう。

全てを「まとめる」

まずは同じ種類のモノをまとめて整理していきます。オフィスの場合、書類、販促品、書籍等がありますよね。最も占拠している数のモノから整理を始めるように、個人資産においても、総額ではなく、所有している種類の多い金融サービスを「まとめ」ます。

例えば、株や投資信託。多くの銘柄を所有しているようであれば、まずはリストアップしてみましょう。また、一定期間保存しておかなくてはならない、かつ種類が多くはない不動産などは、明らかに整理する対象にならないモノはまとめず、一旦そのままにしておきましょう。

もし、一箇所に集めるのが難しい場合に限り、期限を決めて、次回のまとめ作業の時に持ち越しても構いません。

リスクごとに「分ける」

物理的なお引越しの場合、「必要なモノ」「必要でないモノ」「まだ判断付きかねるモノ」に分けられますが、資産の場合は、「元本割れリスク」を判断基準とし、「リスクのないもの(現金、預金など)」「リスクのあるもの(いわゆる金融商品)」に分ける方法があげられます。

この時、重要なのは、ご自身の置かれている状況に応じて、どこまでリスクをとるか、ということを念頭に、リスクの「ないもの」と「あるもの」の所有比率を考えておくことです。資産のうち、現金の所有が1割、金融商品が9割だった状況を、半分ずつにすることも一つの選択肢です。まずは、リスク有無のカテゴリーを設け、割合を決めたうえで、全体のバランスを決めましょう。

また、元本割れのリスクの高い商品と低い商品を考慮し、「リスクのあるもの」を「リスクの高いもの」「リスクの低いもの」とさらに2つに分けて判断することもおすすめです。

即判断出来ない場合は、「いつまでに判断するか」を決めて下さい。そして、判断する期限を過ぎたら、必ず再判定しましょう。ここで、判断を先延ばしにすると、また目の行き届かない所有資産という状況に戻ってしまうのでご注意を。

全体のバランスを考慮し、「捨てる」

お引越しでは、不要なモノは一気に捨ててしまうように、「分ける」の過程で判断した比率を元に、商品の所有を手放してしまうこともシンプル化の一つの方法です。

一番かさばるモノを整理したら、次は2番目にかさばるモノを、次は3番目にかさばるモノを・・・とかさばる順に整理、最後は残ったモノを使いやすいように収納するように、所有している種類の多い金融商品(種類がかさばっているもの)からまずは整理してみましょう。

いざ、引っ越しを!

それでは、実際にやってみましょう。始める前に、確認するのは、カテゴリーを切り替える商品。リスクのある商品からリスクのない現金へのお引越し、リスクの少ないお引越し。というように、理想としたバランスに合わせ、実際に資産を切り替えていきましょう。また、片付けを完了させる為には、細切れ時間よりも片付けの時間をしっかり取ることが大事なように、資産の引っ越しの場合も、期間を決めて作業時間をしっかりとることが大切です。

時間だけではなく、引っ越す金額についても決めてしまいましょう。例えば、四半期ごとの引っ越し金額を決め、切り替えていくという手法でもよいと思います。大事なのは、きちんと管理できる資産状況に整理整頓することです。

片付け終えたオフィスや自宅を見渡すと、気持ちがスッキリするように、所有資産をシンプルに把握することで、運用状況の目的がはっきりし、気持ちのモヤモヤが解消されますよ。

また、個人資産管理・家計簿アプリ「Moneytree」では、銀行(個人口座)、銀行(法人口座)、クレジットカード、確定拠出年金、マイル・ポイントカード、証券口座、電子マネーの登録が可能です。全資産の金額の把握と推移が簡単に確認できます。引っ越し前に一度登録し、資産全体を把握するツールとしてお役立てください。

(イメージ画)

筆者プロフィール

マネーツリー編集部

2012年に日本で起業。2013年より自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続で受賞。2015年より金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を企業向けに開始し、業界標準の金融系APIを提供している。2017年よりオーストラリア市場でサービスを開始。創業当初よりSalesforce Ventures、SBIインベストメント、三大メガバンク系ファンド、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。お金にまつわるもっとも信頼されるプラットフォームの構築を目指す。

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