消費税増税に伴い、キャッシュレス還元が実施されポイントがたまりやすくなっていますね!せっかくたまったポイントをただ使うだけでなく、投資に回して資産を増やすことができるのか?マネーツリー編集部がファイナンシャルプランナーの風呂内さんにポイント投資の実際のところを伺いました。

マネーツリー:ここ最近ポイント投資という言葉を耳にするようになりました。貯まっているポイントを使用して、投資を始めてみるというのはすごくハードルが低いように感じています。キャッシュレス還元でポイントをためやすい時期でもあるので、この機会にポイント投資で資産を増やすということが出来るのか、それとも、 ただ単にお遊びの範疇で終わるものなのか知りたいと思っています。

風呂内FP:ポイント投資ですが実は2種類、①ポイントをポイントのまま投資して、戻すときもポイントというパターンと、②ポイントを現金のように使用して戻す時も現金になる というパターンがあるんですね。投資対象は今の所、投資信託または株式が多いです。

本気で資産を増やすことができるか、という疑問についてですが、例えば楽天でSPU(スーパーポイントアッププログラム)と言う、ポイントが条件によって何倍も貯まるというサービスがありますが、期間限定で付与された上乗せ分のポイントは投資に使用できなかったりするので、ポイントだけで資産形成していくというのは、いまのところ現実的な選択ではないと思っています。

税制面では、ポイントをポイントで戻す場合、課税されないのではないかという見解もありますが、例えば、ふるさと納税も1年間の返礼品の合計が50万円を超えると一時所得として課税すべき対象となります。ポイント投資でも額が大きくなると一時所得とみなされる可能性はありそうです。

ポイントを現金として扱うサービスは、通常の現金で行う投資と一緒なので、儲かった場合には課税対象になりますし、相続も出来ます。自分で現金を追加投資することも併せて考えるならば、実の財産として運用していくことができますね。

マネーツリー:なるほど。今のお話から、ポイントをポイントとして投資運用する方はリスクが少なく、投資を学ぶ機会として使用できるのかなという感じがしましたが、どうでしょうか?

風呂内FP:リスクの面で言うと、2000円分のポイントが300円になったみたいなことは起きますね。今まで貯めたポイントをしっかり使い切っていた人にとっては、リスクと感じるかもしれません。また、投資の3大失敗ポイントとして、下がった時に慌てて解約したくなったり、短期的に結果を求めたり、自分にとって高額な金額を投じてしまったりすることが挙げられますが、ポイント投資であれば、現金よりは優先度が低く、また必然的に金額も少なくなるので、相場が下がっているときも落ち着いて観察することができ、余裕をもった投資スタイルを確立することができるかもしれません。

マネーツリー:現金で投資や運用をしていると、自分が失敗しないだろうと思っているポイントで、もしかしたら失敗しているかもしれないと思うと、自分の投資スタイルを見直す機会に使うと良いかもしれないですね。

風呂内FP:そうですね、現金による投資で起こす失敗しがちな要素を軽減できるかなと思います。

マネーツリー:運用方法は、ロボアドバイザーなどで自動的に運用したり、いくつか方法があるのでしょうか?

風呂内FP:間接的にロボアドバイザーを使うものもありますが、現金を使った投資とくらべればやはり選べる選択肢は狭まります。例えば株式が運用できるPontaポイント運用で購入できるのは、11銘柄(2019年10月現在)です。さらにそのうち複数はETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)です。dポイントもアクティブかバランスかの2種類から投資スタイルを選ぶのが基本で、最近は「ヘルスケア」や「新興国」といったテーマ別でも運用できるようになったようですが、通常の投資と同じ様なバリエーションから選ぶスタイルとは違いますね。 現金として投資するのであれば、つみたてNISAの原資に楽天スーパーポイントを使うことは出来ますが、現時点では、株式の購入には利用できません(10/28から国内株式の現物取引に対して利用が可能になります)。

マネーツリー:結構限られているんですね。なおさら練習するには良いけれど、資産をそこで増やすというよりは、もっとゲーム感覚なのかもしれませんね。ポイントを現金として使って投資して、利益が上がった場合はやはり現金と同じプロセスで確定申告をしないといけないんですよね?

風呂内FP:そうですね、でも証券会社の「特定口座」で「源泉徴収あり」の口座を開設すると、税金面のケアは勝手にしてくれるので楽ですよ。NISAやつみたてNISAなら運用に対して非課税ですし、ポイントを原資にした範囲の投資であれば、非課税の枠の中でおさまるかもしれませんね。

マネーツリー:風呂内FPはポイント投資をされた事はありますか?

風呂内FP:試しでしたことはあるんですが、試しまでにしかならないなぁという印象です。 例えばポンタで個別銘柄に投資して、また通常のPontaポイントに戻す際、5%手数料が発生するんです。5%利益が上がって初めてトントンとなると、結構厳しいなぁと思ってしまいます。

マネーツリー:個別銘柄投資だと、例えば15%くらい上がることもあるとは思いますが、同じ様に下がることもあるので、なかなか厳しいですね。ただ手数料などは5%に行かないまでも通常の株取引でも発生してくるものなのでコンセプトを学ぶ面ではリアルで良いかもしれませんね。

風呂内FP:そうですね。まだまだポイント投資も始まったばかりなので、将来的に資産形成できる位のサービスとして成り立っていってくれると面白いですね。


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執筆者:マネーツリー編集部

2012年に日本で起業。2013年より自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続で受賞。2015年より金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を企業向けに開始し、業界標準の金融系APIを提供している。2017年よりオーストラリア市場でサービスを開始。創業当初よりSalesforce Ventures、SBIインベストメント、三大メガバンク系ファンド、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。お金にまつわるもっとも信頼されるプラットフォームの構築を目指す。

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