プライベートから起業秘話までをインタビュー

2012年に外国人3人で日本で起業したマネーツリー。現在、個人資産管理アプリ「Moneytree」や金融機関向けの金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を提供し、従業員も100名(2020年1月現在)を超える企業に成長しました。今回、当社の最高プラットフォーム責任者(CPO)・共同創業者であるマークマクダッドに創業秘話やプライベートについてインタビューしました。普段は見ることができない裏側をぜひご覧ください。

本コンテンツはマネーツリーのYouTubeチャンネル「Moneytree」のプレイリスト「Meet the Moneytrees」でもご覧いただけます。

マーク マクダッドについて

出身地:アメリカ合衆国 シカゴ
好きな言葉:一期一会。人との出会い、学びは一生の宝だと思っているので。
最近の自分へのご褒美:旅行。トライアスロンをやっていて自転車が好きなので、その愛車で伊豆半島に行くのが大好きです。
今ハマっているもの:ヨガとトライアスロン

日本との出会いは?
1999年7月、親戚が日本に住んでおり、彼がアメリカに帰国する前に一度行っておいたほうがいいと母に言われ、パスポートを初めて発行して訪れたのが最初です。シカゴの片田舎で育ったので、東京のような大都市で日本語が全くわからない状態で右往左往したのを覚えています。

一番最初にお金を稼いだのはいつ?
高校のときに中華レストランでバイトをしていました。時給は4ドル25セントでしたが、チップ制だったのでボーナスも出ました。

一番得意なプログラミングは?
Rubyだと思うんですが、マネーツリーのエンジニアにはまぁまぁなレベルと笑われる気がします。笑

プログラミングを始めた年齢は?
中学2年生からハマっていました。PCが家になかったのでプログラミングの基本の本を父に買ってもらい、A4の紙にプログラムを書いていました。

プログラミングを始めたきっかけは?
友人宅にPCがあって2人でよくモデム接続でローカルBBSサービスにアクセスして書き込んだり、読んだりしているうちに興味が湧いて、この世界をもっと知りたい、何か作りたいと思ったからです。ちなみにその友人は今プログラマではなく弁護士です。笑

Moneytreeの一番好きな機能は?
UIと、必要以上の機能を搭載していないシンプルさですね。そして人工知能エンジンによる支出のカテゴライズ機能です。どうやって内部で動いているのか知っていながらも未だによくできているなと思う機能です。自分の買い物が自動でその通りにカテゴライズされた時は、どうしてわかったの?と思ってしまいます。

みんなに伝えたいお金のアドバイスは?
高校生の時、大学受験に向けて「1年間に〇〇ドル渡す。それ以上の学費や生活費は自分でどうにかするよう考えなさい」と父に言われ、そこで初めて資金調達を含めて自分の進路を考える機会を与えられました。社会人になる前にお金との関わりを考えることができたのは良いことだったと思います。

ポール(マネーツリーCEO)が、お金のアドバイスはマークに教わったと言っていました。常にお金との付き合い方が上手でしたか? 
え?ポールは私のことをケチと思っているだけでは?笑
(ポールは、「できる限り現金を持ち歩かずキャッシュレス決済にしてMoneytreeをよく見ること」と言っていました。)
昔、ガラケーの時代に、ウェブサービスに接続して現金支出記録できるサービスをプログラムして作ったことがあります。それを使用してまめに支出を記録して、 1円単位で支出が合うか合わないかを見ていましたが、あまりにもめんどくさくて大変でした。その点、クレジットカードなどのキャッシュレス決済は、オンライン明細を見れば良いだけだったので楽で、ポールにアドバイスしたように、現金を持ち歩かずカードを使用する癖が付きました。その背景は自分で支出記録をしたくないからです。 

外国人の友人3人が日本で起ち上げたスタートアップ「マネーツリー」

最高プラットフォーム責任者としての役割は? 
いつもこの質問の回答に少し困ってしまいますが、色々あります。営業部門は顧客の要件や要望を大まかにヒアリングし、開発部門は要件に沿ってシステム開発を行いますが、その間にある幅広い様々な調整を行っています。簡単に言うと製品の導入支援とその後のサポートです。案件を受注してから開発・納品、また顧客がそれらを使いこなすに至るまでのプロセスがスムーズに行くように、それぞれのチームを統括しています。 

日本でのオープンバンキングとの関わりは? 
一般社団法人フィンテック協会の理事を務めています。APIとセキュリティーの分科会の担当理事として他国の事例に習って日本はどうすべきかの勉強会をを開催しました。また、フィンテック協会の代表として全銀協の委員会に参加しオープンAPIに関する意見陳述や、銀行法改正までのプロセスへの意見交換などをさせていただきました。 

こちらも併せてご覧ください。 
マークのブログ:銀行とお客様の新たな接点、オープンAPI が描く金融アプリの世界

あなたにとってマネーツリーとは? 
楽しい職場です。 
アプリとしてはデザインが大事で、シンプルさ、使いやすさに大きく関わってきますが、会社としては見た目より本質。僕はお客様との打ち合わせ時以外はビーチサンダルで出勤しています。成果を出していればその他の形式は問わないような会社です。 

マネーツリーのミッションは? 
初めてアプリを使っていただくときに、おおっ、こんな事ができるんだ、こんな簡単にできるんだ!と思ってもらえた瞬間が何よりの喜びです。 
  ですので、アプリに限らず、人と金融機関の距離をテクノロジーによってこんなに簡単にオンラインで接続し、距離を縮められるのかと感じていただく瞬間を多く創ることが我々の仕事だと思っています。 

マネーツリーのユニークなところは? 
とにかくシンプルです。必要以上の機能は実装していません。アプリレビューにも「シンプルで使いやすい」と良く書いていただいています。よく、様々な機能を実装し続けて使いやすさを向上させているものよりも、必要以上の機能を実装しないことで使いやすさを実現しているものが、より良いソフトとして勝ると言われています。難しいのは人によってどんな機能が必要か変わってくるので、自分が必要な機能があたりまえのようにそこにあるようにサービスを設計しなくてはいけないということです。ですがある意味それが開発の楽しみでもあります。 

創業以来、一番の思い出に残っているエピソードは? 
1つはローンチ日ですね。前日、明日は大変だろうから早く寝ようと思いましたが、ワクワクしすぎて結局4時間しか眠れませんでした。次の日の朝6時半にオフィスに行き、「これからやるんだ!」という思いの中、何千、何万のダウンロードがされていく中で、「動いているぞ!」という状況を見ていた時の興奮が記憶に残っています。 

壁にぶち当たった時の解決方法は? 
基本的に人は最後、どんなに忙しくても大変でも家に帰り、食事をし、寝ます。ですので、その悩みが人生の全てではないと考えています。また、1日単位で見ると大変だったことが、後から大きな目で見返してみると笑えることだったり、可愛い失敗だったりするものです。ですので、その時は大変と感じても、1つの心配や失敗、苦労を必要以上に大きく捉えすぎないように心がけています。 

創業以来最もチャレンジングだったことは? 
最初に1番苦労したのは、誰も信じてくれなかったことです。言っている通りのアプリが本当に作れるのか、使う人はいるのか、いう質問を周りから幾度も投げかけられ、信じて開発はしていましたが、なかなか辛かったです。辛いというか、「見せてやるぞ!」と思いました。また、ここ4、5年は会社が大きくなるにつれ、自分がモノを作る側から組織を作る側になり、どのようにそれをうまく機能させるかを考える機会が増えました。それは現在とてもチャレンジングですが、楽しんでいます。 

それをどのように解決した? 
アプリローンチまでに誰も信じてくれなかったことに関しては、「出してやるぞ!」という意気込みでApp Storeに出して、人が使っている実績を残せたのが一番の解決策でした。 

マネーツリー共同創業者、CEOのポール チャップマンについて一言で表すと? 
Visionaryな人です。アイディアが有りすぎて、いい意味で刺激になる存在です。2008年に2人でビールを飲んでいると、彼が、ビジネスコミュニケーションツールとして、メールのInboxはもう時代遅れだと思う、数年後にはどうなっているべきか、どのように改善すべきなのかを語りだしたのを覚えています。現在はSlack等がメールに成り代わり社内コミュニケーションツールとしてスタンダード化しています。彼は数年後何が起こるかを見つめるのが非常に得意です。そして僕とロスはそれを達成するためのブリッジとなっています笑 

マネーツリー共同創業者、CTOのロス シャッロットについて一言で表すと? 
とにかく穏やかな人です。何があってもパニックにならず、けっこう頼りになります。 

創業時、ポールが一緒に創業するよう説得したと言っていましたが、なぜ決意を? 
私たち3人は”じゃんけん”のような関係性で、2人の意見が合えば他の1人は説得できる(性格上の)体制になっています。誰か1人が欠けてもこのビジネスは起ち上がらなかったのでは?と思っています。創業に関しては、ポールが先に決意していて、僕とロスはスキーをしながら、君がやるなら僕もやるよという話し合いがあり、最終的に3人でやることになりました。 

スタートアップを立ち上げたい人へのアドバイスは? 
一人でするな!良き理解者となり、時に指摘しあえる仲間を持て!ということですね。ポールとロスがいなければ、一人でこのビジネスを成し遂げることはできなかったと思います。自分とバランスの取れている人、ちゃんと違うぞと指摘してくれるパートナがいないとうまくいく可能性が低くなると思います。ですので、ここまでこれたのは二人のおかげだと思っています。 

最後に何か皆さんに伝えたいことは? 
Moneytreeの使い方、接続、登録に関してご質問をメールいただければいつでも対応します。笑 


本コンテンツはマネーツリーのYouTubeチャンネル「Moneytree」のプレイリスト「Meet the Moneytrees」でもご覧いただけます。


マネーツリーが提供するサービスについては、こちらも併せてご覧ください。
個人資産管理サービス「Moneytree
金融インフラプラットフォーム「MT LINK


執筆者:マネーツリー編集部

2012年に日本で起業。2013年より自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続で受賞。2015年より金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を企業向けに開始し、業界標準の金融系APIを提供している。2017年よりオーストラリア市場でサービスを開始。創業当初よりSalesforce Ventures、SBIインベストメント、三大メガバンク系ファンド、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。お金にまつわるもっとも信頼されるプラットフォームの構築を目指す。

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