今回、縁あって日本が世界に誇れるスタートアップ企業、「マネーツリー」さんを公式にお手伝いすることが決まりました(これに合わせて契約期間中はマネーツリーについての記事を書くことは控える/あるいは注意書き付きで記事を書くことにします)。

 このブログを読んでいる人なら知っている人も多いと思いますがマネーツリーは今、銀行の残高がどれくらいあるか、クレジットカードでどれくらい使ったか(さらにはお店のポイントカードでどれだけポイントがたまっているか)など自分の財産の変化を、知ることができ、賢くお金を使うことで生活を豊かにするアプリケーションで、アップル社が選ぶ年間優秀アプリに2度選ばれています(Best of 2013年、2014年の2年連続)。

 非常によくできた日本発のアプリなのですが、経営陣が心は日本人でも、見た目が欧米人であるために、ジャーナリスト仲間と話をしていても「海外の企業だと思っていた」、「日本のサービスなんだ」と驚かれることがかなりあります。私自身のジャーナリスト以外の活動の一つは、「日本と海外の架け橋になる」ことですが、そのスキルが「日本と(見た目だけ)海外」をつなぐのにも役立つのではないかと思い立ったのが縁です。

 もっとも、マネーツリーのこれまでの確かな実績は日本でも徐々に大きな信頼を生みつつあります。 その最たる証拠が最近、3つのメガバンク(みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル)の投資部門が同時にマネーツリーに投資をしたことでしょう。それと同時にIT業界の大手、セールスフォース・ベンチャーズも投資を行いました。

 マネーツリーへの投資は技術的なものばかりではありません。最近ではIT業界の雄、IBM社が主力製品の1つBluemixで1550以上の金融機関と連携するマネーツリー社の「MT LINK」技術と相互接続をすることが発表されました。なんだか、ちょっと難しそうですが、これから多くの企業がITによる自動化・効率化を進めるにあたって知らず知らずに信頼のおけるマネーツリーの技術を使うことになる、ということです。

 マネーツリーのサービスは、米MasterCardが世界200社ほどの企業から選んだもっとも注目すべきFintech(金融系テクノロジー)系企業4社の中にも選ばれました。

 と、これだけ世界から信用され、評価されているマネーツリーですが、1つだけ残念だったことは、これまでiPhone/iPadなどのiOS機器からしか利用ができなかったことです。  しかし、今回、そのマネーツリーがWebブラウザーを通して、iOS機器を持っていない人でも利用ができるようになりました。これはマネーツリーを企業として利用しようとしている人にとっても朗報でしょう。

 自分の感覚や勘だけに頼っていると「今月、銀行の残高がもうこんなに減っちゃった。何にそんなに使ったんだっけ?」とか「あれ?クレジットカード、もう限度額なの?」ということが良くあります。  これまでどおり感覚や勘だけに頼り続けていては進歩がありません。

 「何かを変えなきゃ」と思い始めていた人が、リスクフリーで無料で取り組める変化、それがマネーツリーです。

 同社の社員たちと話をしていると、結構、真剣に人々の生活を豊かに変えようと、取り組んでいて信頼が持てます。  信頼といえば、私がマネーツリーと一番最初に縁ができたのも、インターネット中の何千、何万というサイトにセキュリティー上の問題がありえる、と発覚した2014年春の「Heartbleed」という事件が起きた時でした。多くのインターネット企業や金融機関でさえ、どう対処したらいいかわからないままセキュリティー上の問題があるサービスの運用を続けている中、日本で真っ先にこの問題を指摘して、顧客のためにサービスを止める勇気を持っていたのがマネーツリーで、そのことは私もいくつかの新聞記事などで書かせてもらっていました。

 そんなこともあって、みなさんの家庭における信頼の置ける財務管理サービスを1つとして自信を持ってお勧めできるサービスだと思っていたマネーツリー。この便利さを、もっと大勢の人に知ってもらい、もっと進化をしてもらうために、微力ながらしばらくの間、お手伝いさせてもらえることを嬉しく思っています。

林 信行