先週の6月29日(木)に地方銀行の方を対象にマネーツリー主催の「API、AIで変えていく地方銀行のデジタルバンキング イベント」が開催されました。会場には120名を超える方々に来場いただきました。詳しい詳細は、後日MT LINKのサイトでご紹介する予定ですが、少しマネーツリーブログでもご紹介したいと思います。

マネーツリー代表のポール チャップマンからの挨拶により開会され、先日発表したオーストラリアでのサービス開始(6月21日にリリースした「マネーツリーのMoneytreeアプリがいよいよ海外市場でサービス開始」をご覧ください。)について再度ご案内させていただくとともに、日本におけるこれまでの業界の流れやマネーツリーの歴史、MT LINKの今後の発展性などについてお話しました。

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マネーツリー代表 ポール挨拶

3部構成でお届けしたイベントの第1部では、地方銀行の第一線でご活躍中の方々をパネリストに迎え、マネーツリーの常務取締役兼「MT LINK」事業部長、そしてフィンテック協会理事を務めるマーク マクダッドが登壇しました。また今回のイベントでは、マネーツリーブログでもおなじみのテクノロジージャーナリストの大谷さんが進行役を行なってくださいました。

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写真左から、池田泉州銀行 ICT企画室 吉岡 純太さん、横浜銀行 ダイレクト営業部チャネル企画グループ 五十嵐 俊行さん、ふくおかフィナンシャルグループ 営業戦略部 iBank事業グループ 永吉 健一さん、マネーツリー株式会社 常務取締役 マーク マクダッド、モデレーター テクノロジージャーナリスト 大谷 和利さん

第1部では、マークから「フィンテックは、今回のイベントではあたり前の用語なので、NGワードで!(言ったら罰金!)」という提案があり、真ん中には貯金箱が。

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自己紹介では、地方銀行のみなさんが、現在フィンテックにおいて、どのような取り組みをされているのかお話しいただきました。

「フィンテックに取り組まないと、他者に負けちゃうのでは?」 「銀行がサービス業として自社サービスを見直すきっかけになった」 「経験と感を頼りにしていたことを、AIを使うとどのように変わるのか検証中」

など、フィンテック分野の加速化により、銀行としても色々な取り組みをされているなかで経験したことや感じたことなどリアルな意見交換が繰り広げらました。また、今年5月26日に銀行法の改正が発表されましたが、現状、法律があとから追いかけてくる動きになっているなど、金融業界全体の動きについてまで発展しました。(マネーツリーは、2017年3月17日に、銀行法改正法案による電子決済等代行業の既成に対する見解についてのご案内を公開しています)更に話は、「API導入のメリットデメリット」「開発会社との協業」などに発展し、大いに盛り上がりました。

現在マネーツリーは「中立」な立場のもと、金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を様々な銀行アプリに導入いただいています。マークからは、API構築に取り掛かった時の秘話などの話も。

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第一部:MT LINKの開発秘話を話すマーク

続いて第二部では、「WWDC、SXSWに見るフィンテックの今後」という題目で、大谷さんにお話しいただきました。

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第二部:SXSWの話をする大谷さん

サウス・バイ・サイスウエスト(SXSW)は、アメリカ合衆国テキサス州オースティンで行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大きなイベントです。一般の方には馴染みのないイベントかもしれませんが、様々なアイディアが紹介される場として知名度があり、今回も各国から新しいプロトタイプの紹介などが多くあったようです。フィンテック分野での紹介もあり、パワフルなセッションだったとか。

また、WWDCとは、アップル社が開く、世界から開発者を呼んだ会議です。今年はApple Payに関する新たな発表もあり盛り上がりましたね。大谷さんからは、スマートスピーカーの事例など、音声認証で話題になったニュースなどについても最新の話を講演いただきました。

そして、第三部では、「API、AIは金融業界の何を変えていくのか」というテーマで、実際に開発に携わっている方々を招いてディスカッションが繰り広げられました。

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写真左から、株式会社NTTデータ 企画部 村上 隆さん、フェンリル株式会社 エグゼクティブコンサルタント 島内 広史さん、HEROZ株式会社 開発部長 井口 圭一 さん、マネーツリー株式会社 常務取締役 マーク マクダッド、モデレーター テクノロジージャーナリスト 大谷 和利さん

フロントエンジニアとして、AI事業のリードパーソンとして、UI/UX分野の専門家として、などそれぞれの専門的立ち位置から、現在置かれる金融業界の課題、APIの活用について議論していただきました。

「インターネットバンキングへの取り組みは以前からあったが、どこかで消費者が置いてけぼりに」 「消費者は、果たして銀行をサービス業とみなしているのか」 「技術が進化したことで現在にあったテクノロジーに仕立てていくことが大切」

など、開発側からみたフィンテック事情について議論が繰り広げられました。

話はマネーツリーのオーストラリアローンチにも発展し、マネーツリーのマークからは、日本市場とオーストラリア市場の類似点について話がありました。(詳しくは、MT LINKブログで後日紹介します)

また、マネーツリーでもB2BサービスとしてAPIを提供しています。開発側からは、API活用についてどのように考えているのかについてもそれぞれの立場からコメントいただきました。

「APIをオープンにするだけではなく、どのように使うべきかというサポートも必要」 「利用者は、セキュリティについてとても慎重」 「音声認証など、利用者にとって敷居が低いものも注目」

色々な意見がを共有いただきました。「金融側の方も開発側の方も共にサービスを作り上げていくこと」が必要だとみなさんが感じているようでした。

イベント後は、懇親会が開催され、地方銀行、開発会社、メディアの方々などにご参加いただきました。 本イベントの様子は、GoodWayさんでも紹介されています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を活用したデジタルバンク化の先進的な取組と実践例を紹介!「API、AIで変えていく地方銀行のデジタルバンキング」をDiagonal Run Tokyoで開催!

また、MT LINKブログでの詳細レポートについては、マネーツリー公式Facebookからご案内予定です。こちらのフォローもよろしくお願いします。


執筆者:マネーツリー編集部

2012年日本で起業。翌年、銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイント、証券口座を自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を個人向けに提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を受賞。2015年、Moneytreeを元に構築されたデータアグリゲーションの金融インフラプラットフォーム「MT LINK」の案内を企業向けに開始。三大メガバンク系ファンドから投資を受ける。銀行・会計業界では日本最大級の金融系APIを提供している。2017年に、SBI、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。同年オーストラリア市場でサービス開始。もっとも信頼される個人の全てのお金にまつわる分野を統括したプラットフォーム構築を目指す。