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Apple Payなら荷物を持ちながらの支払いも楽々
決済を知る

Apple Payなら荷物を持ちながらの支払いも楽々

風呂内亜矢
2017
12
04

2016年10月からスタートしたApple Pay(アップルペイ)。普段は2年ごとにしかiPhoneを変えない私もApple Pay使いたさにサイクルを崩してiPhone7に変えました。今年はiPhone Xも発売され、買い替えを検討されている方や初めてApple Payを使う人のための基本的な情報を整理してみます。

Apple Pay使い方のきほん

○○Payというサービスがたくさんありますが、割り勘機能を備えていたり、実店舗でのQRコード読み取り決済を実現させたりと、できることは様々です。Apple Payの一番大きな機能は、「iPhone版のおさいふケータイ」と考えるのがわかりやすいでしょう。店舗などの非接触型リーダーにスマホをかざし、電子マネーで支払いができるようになります。

私自身、おさいふケータイ機能がないことでiPhoneへの機種変更をためらったり、電子マネーにクレジットカードでチャージができるPaSoRiという端末を購入してしのいだ過去がありました。そんな苦労をしなくても、iPhoneで支払いができるようになることは嬉しいです。

対応している電子マネーはSuica、iD、QUICPay。

Suicaは予めチャージした金額から支払いを行うプリペイド方式。Apple Payの中に、スマホで使える「モバイルSuica」を搭載し、所定のクレジットカードなどでチャージして利用します。通常、モバイルSuicaは、ビューカード以外のクレジットカードでチャージするためには年会費1,030円がかかります。ところが、Apple PayのモバイルSuicaは年会費が無料。手持ちの還元率が高いカードを活かせる可能性もあり、実際の利用者から評判が良い特徴です。

iD、QUICPayは非接触型リーダーで支払いができるものの、決済は紐付けられたクレジットカードで行われる後払い方式(ポストペイ方式)の電子マネーです。Apple PayではJCBや三井住友カード、セゾンカードなどを利用できますが、いずれのクレジットカードを使う場合でもiDかQUICPayとして使うことになります。Apple Payでは手持ちのカードを、カメラで読み取ると登録ができます。カードの券面にiD、QUICPayのアイコンがないものでも、対象のカードであればどちらかに割り当てられて登録されます。持っているカードが対象カードなのか、登録を試して確認するのでもよいですね。

クレジットカードをiDやQUICPayとして利用することで、電子マネーは使えるけれどクレジットカードの読み取り機械を導入していない店舗や、自動販売機などでの支払いでも使えるようになります。クレジットカードのポイント還元を取り漏らさないというメリットも生まれますね。


クレジットカードやポイントの確認は、Moneytreeアプリに反映することができます。Apple Payと併用することで、よりスマートな支払いを体験してください。

(イメージ画像)

荷物が多くても楽々決済実際の使い心地としては、やはりお財布やICカードを取り出さなくても支払いが完結する点が便利です。駅の改札など、Suicaの決済であれば、画面を切り替えたり指紋認証をすることもなく支払いができ、とても快適です。Suicaなどは鞄にしまっていることも多いですが、iPhoneはメールや地図を確認して改札を通るシーンも多く、手に持っていることも多いですね。わざわざ鞄から探し出さなくても、すぐに移動し始められることは、想像以上にスマートです。

コンビニなどでSuica以外のカードで支払いたい場合は、Walletを開き、カードを選択し、指紋認証させて、非接触型リーダーにかざす必要があります。最初は指紋認証がスムーズにいかなかったりストレスに感じることもありましたが、最近はうまく使えるようになってきました。レジの列で並んでいる最中に画面を出して準備をするなど、操作に慣れれば、やはり便利だと感じます。

特に荷物が多い時などは、鞄からお財布を取り出して支払うことが面倒に感じることもあります。iPhoneをかざすだけで支払いが済めば、お釣りをお財布に入れたり、そのお財布を鞄に戻したりというアクションも省略できます。共通ポイントカードも今はアプリで掲示できますが、せっかくポイントカードはアプリで見せたのに、結局お財布を出しているようではやはり面倒です。Apple Payが使えるように設定しておけば、ポイント獲得から支払いまでスマホだけで完結でき楽です。

一方で、ポイントの還元率についてはApple Payに搭載せず、カードのまま利用した方が高還元になる組み合わせもあります。そのため、すべての支払いをApple Payにそろえるのが有利とは言えない側面もあります。特徴を理解しライフスタイルに最適な使い方をしましょう。


風呂内さんのApple Pay活用シーンは下記のブログ記事で紹介しています。ぜひご覧ください。Apple Pay対応のクレジットカード、入会時期やチャージの仕方を工夫して賢く使う

筆者プロフィール

風呂内亜矢

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士)、宅地建物取引士。1978年生まれ。岡山出身。 IT企業に勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、あわててお金の勉強と貯金を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです~お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか~』(祥伝社)等がある。

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