ブログ
/
4つの支出の役割(消費、投資、浪費、空費)
制度を知る

4つの支出の役割(消費、投資、浪費、空費)

取材の学校 ライター 古賀雄子
2017
01
23

衣食住など、みなさんが生活していくためには、お金が必要です。毎日の支出を家計簿につけてしっかりと管理することで、お金を使うことへの意識が高まり、支出を抑制できる効果があると言われています。

その支出は、内容別に分類して意味を持った支出としてとらえ直すことで、より効果的にお金を使うことが可能となります。今回はその分類を理解し、支出の意味を改めて考えていくことで、支出の価値を高めていきましょう。

支出には4つの分類がある

一般的に、支出は「消費、浪費、投資」という3つに分類されます。一方、これらに「空費」を加えた4つの分類があるとも言われています。この4つの支出の考え方は、時間の使い方からのアプローチでも論じられていますが、「時は金なり」ということわざもあるように、お金の使い方と、時間の使い方は表裏一体です。今回は支出を「消費、浪費、投資、空費」の4つの分類で、ご紹介します。

まず、4つの支出を以下のように整理しました。

支出に優先順位をつける

4つの支出「消費、浪費、投資、空費」について、ご理解いただけましたでしょうか。

では、これから4つの支出分類にどのように振り分けていくかについて、考えていきましょう。もちろん、大事な考え方は重要な支出を優先し、不要なものへの支出を減らして重要なものへの支出へとシフトさせていくことです。基本的には、まず、浪費を削減させる方向で見直していきます。一方、浪費の中にもストレス解消などにつながるものもあり、ある程度は必要となります。次に、減らした浪費分を主に投資へ、余力部分を空費へ回す検討をします。一般的には「消費60%・浪費20%・投資5%・空費15%」の割合ですが、理想的は、「消費50%・浪費10%・投資30%・空費10%」と言われています。支出については、みなさんの生活パターンや人生設計に合わせて適切なバランスにするのがよいでしょう。ご自身にとっての優先順位を考え、優先度の高いものに、よりお金や時間をかけていくことが大切です。自分の納得のいく支出を心がけて、豊かな生活を送りましょう。

次に、同じ支出でもご自身の考え方やその後の生かし方によって、消費、投資、浪費、空費のどれに該当するかが変わることに留意しましょう。例えば、ゴルフのプレーフィーでも、その後の人脈や仕事につながるものであれば投資になりますし、自分の生活に潤いを与えるものであれば空費になります。プレーが度重なりそれらの効果が薄れるようだと、浪費に変わります。外食費も必要なものであれば消費ですし、交際費的なものであれば投資、食べ過ぎ部分は浪費に分かれます。

これらの支出の意味を理解した上でうまくやりくりすることで、支出がより効果的な生きたものに変わるわけです。使い方も生かし方も十人十色です。

支出を意識し、みなさんの優先順位に従って支出を振り分けることで、その価値を高めていきましょう。

筆者プロフィール

取材の学校 ライター 古賀雄子

中小企業診断士、税理士。 山口県下関市出身。大学卒業後、金融機関にて、金融商品・信託商品の企画・運営、システム企画等数々の業務を経験。現在は小売業に勤務する傍ら、税理士事務所も開業し、会計・税務・経営等の総合コンサル等に従事。特技の合気道(初段保有)の精神に基づくお客様の強みを活かした柔軟なコンサルティングと地域活性化に向けて活動している。

この記事をシェアする

当社ウェブサイトは、外部サイトへのリンクを含んでおります。リンク先サイトでの個人情報への取扱いに関しては、そのリンク先サイトでの個人情報保護方針をご確認ください。 当社の個人情報保護方針はそのリンク先サイトで提供されている内容に責任を負うものではありません。

Get the Moneytree app
ポイントも電子マネーもまとめて管理
さっそくMoneytreeを試してみよう

制度を知って、賢くお金を管理しよう
さっそくMoneytreeを試してみよう

関連記事