2017年も終わり、新しい年、2018年がスタートします。今年も様々なニュースが登場し、私たちの身の周りは劇的に変化する年となりそうです。ここで、昨年はどんな年だったか、振り返ってみたいと思います。そして、新しい時代を迎える上で、今後の課題についても触れてみたいと思います。

2017年は「Apple Pay」の実質的元年

日本で「Apple Pay」のサービスがスタートしたのは、2016年10月25日です。iPhoneにSuicaなどが搭載されることで、iPhone一つで電車に乗ることができたり、コンビニで買い物などができるので話題となりました。しかし、iPhoneはiPhoneでも、発売して1カ月あまりのiPhone7で可能ということで、「Apple Pay」が日常生活に普及したのは2017年と言えるでしょう。 スタート当初は、Suicaと一部のクレジットカードのみでしたが、今では多くのクレジットカードが「Apple Pay」の対象となっています。昨年「Apple Payで使えるクレジットカードランキング」 も紹介しています。興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。

また、電車などはSuicaが搭載されているのであまり問題はありませんが、買い物は、SuicaやiD、QUICK Payが利用できるところ、と限定されています。クレジットカードを搭載したにもかかわらず、国際ブランドではなく電子マネーでの買い物となるので、クレジットカードに比べるとちょっとした不便さを感じている人もいるでしょう。

さらに、電子マネーが使えるといっても、SuicaとiD、そしてQUICK Payと一部の電子マネーに限られています。WAONやnanaco、楽天Edyなど、アプリを利用することで買い物に使える電子マネーなどへも門戸を開いてもらえると、利用者の利便性はより高まるのではないでしょうか。

ブランド・デビットの勢いが止まらない

「Apple Pay」に台頭するように、2017年急速に身近になったのがブランド・デビットでした。ブランド・デビット(デビットカード)とは、いわゆる「即時払いのカード」です。国際ブランドがついているのでスーパーやネットショッピングの買い物などに利用することができ、利用した金額は、銀行の預金口座からすぐに引き落とされます。

メガバンクでは、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行から出ていました。2017年1月4日からみずほ銀行が店頭受付を開始、その後、三井住友銀行のSMBCデビットは「iD」と「Visa Pay wave」が一体になったカードへとリニューアル、そしてりそな銀行も従来のデビットカードをレベルアップし、10月2日よりブランド・デビット機能を普通預金口座のキャッシュカードに標準装備しました。もちろん、ネット銀行や地方銀行にもブランド・デビットはあります。

今後は、4月から予定されているJ-Debit「キャッシュアウトサービス」(スーパーなどの小売店で買い物ついでにデビットカード(銀行のキャッシュカード)を使って現金を引き出すことができるサービス)について、ブランド・デビットも追随するのではないかと思われます。

支払いツールの多様化

2017年は、「Apple Pay」が身近になりましたが、2018年は「Android Pay」や「0rigmi Pay」、「楽天ペイ」に「LINE Pay」といった注目が集まりつつあるスマホ決済がより身近になっていくでしょう。

このように、利用者は様々な支払いツールから、自分にあったものを選択して利用することになります。2018年も、よりお得で便利な話題を集めて、皆さんにお届けしたいと思っております。


執筆者:岩田昭男

消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。ウェブサイト:上級カード道場

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