結婚、住宅購入、老後など将来のお金の不安はあるけれど、まだまだ自分のために使いたいのが20代、30代のシングル社会人の本音。そんな、若手社会人にとっての家計のスリム化ポイントは次の4つです。

  • 外食・交際費を上手にやりくり。目安は手取り月収の15%
  • 趣味代は予算を決めて
  • 生命保険は不要。医療保険は、最小限に
  • 大きな固定費となる住居費は30%以内

外食・交際費を上手にやりくり。目安は手取り月収の15% 

多くの若手社会人がかけ過ぎになってしまうのが「外食・交際費」です。人脈形成の途中なので大切な支出なのですが、天井知らずにならないように予算を設定しましょう。

具体的には手取り月収の15%程度を目安にしましょう。手取り20万円なら月3万円程度です。それ以上かかる人は代わりに趣味代を削るなどの工夫を。かけたお金が投資になっているのか内容の吟味も必要です。同じ人とばかりに使っているようなら1回当たりの予算を減らす工夫を。ディナーを朝食やランチに変えたり、ホームパーティーや安価なお店を利用するのも手。飲み会は2次回、3次会まで行くと、タクシー代など余分な費用が発生することも。時には断る勇気も必要です。予算を決めて、1回当たりの単価と頻度を割り出してできる限りその中でやりくりをさせましょう。

趣味代は予算を決めて

旅行や趣味の買い物(男性の場合はデジタルガジェット、女性の場合は被服・美容費が膨らみがちです)や習い事やスキルアップにお金をかけ過ぎている人もとても多いです。

結婚前だからこそ自分に100%お金をかけられる支出ですが、過大になり過ぎないようにしましょう。スキルアップも自己投資になりますが、かけ過ぎは禁物です。例えば、マンツーマンの英会話レッスンだと1時間1万円前後することもありますが、スカイプレッスンだと1回当たり数百円程度からレッスンを受けることも可能です。 満足度がさほど変わらないのであればコストダウンさせるのも節約に貢献します。被服・美容費、デジタルガジェットなどの購入費用は毎月の支出ではないことも多いので年間で予算を立てて。大きな出費になるために、「被服・美容費」「趣味代」など一品目で家計簿をつけることをおすすめします。また、「被服・美容費」「趣味代」の理想的な割合は10%程度ですが、ちょこちょこ買っている物を記録すれば、年間の洋服代に50万円も使っていたなど把握をすることが可能です。

生命保険は不要。医療保険は、最小限に

独身時代は基本的に生命保険は不要です。生命保険は基本的に自分が万一のために家族にお金が入るようにするにする保険ですから、結婚してから計画を立てればよいと考えましょう。

他方で、医療保険は自分が万一大病をした時にかける自分のための保険です。日本で生活をしていると国民皆保険でなんらかの公的健康保険に加入することになります。病院にかかっても基本的に3割負担で医療サービスを受けることができます。がんなど大病をした時に公的医療保険で不足する分を医療保険で賄うという考え方が基本です。共済や通販の医療保険であれば月2,000円前後からかけることも可能なので毎月の保険代を最小限に絞りましょう。

大きな固定費となる住居費は30%以内

家賃はどんなに多くても手取り月収の30%以内に留めましょう。例えば手取り月収が20万円なら、管理費もまぜて月6万円までといった具合です。住居費は一番大きな固定費で毎月必ず引き落とされるからです。例えば、手取り月収が20万円なのに家賃8万円のところに住むと、自由に使えるお金と貯金にまわせるお金が12万円に減ってしまいます。そうなると将来のために貯金をしたり、毎月楽しみのために使えるお金を減らしてしまうことになります。例えば、自治体によっては家賃の助成が受けられる場合もあるのでそうした制度も探してみるのも一つです。

以上、4つのポイントに特に注意をして家計のスリム化を進めると効果的です。保険などの固定費を節約できると自由に使えるお金が増えるので特に効果的です。

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執筆者:花輪陽子

1978年三重県生まれ。ファイナンシャルプランナー(CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。元外資系の投資銀行に勤務。リーマンショックで「夫婦同時失業」を経験し、現職に転身。テレビ出演、雑誌監修など多数。著書に『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)『お金持ちになる女はどっち?』(PHP)など。