新年を迎えると、「今年こそ貯金したい」「無駄遣いを減らしたい」「投資にチャレンジしたい」など思う方もいらっしゃるかもしれません。今回紹介するのは、前回のブログ「世界のお金持ちから学ぶお金とのつきあい方 前半編」の続編です。世界のお金持ちの「お金の付き合い方」を覗いてみましょう。

世界の富裕層は日常のちょっとしたお金「ラテマネー」を減らし、自分の財布からお金が無自覚に出て行くのを防ぐようにしています。かといってなんでも我慢というわけではなく、欲しい物や必要な物はしっかり買っています。無自覚に出て行くお金を退治して、意識的に使えるお金を増やしているのです。また、貯まったお金が増える努力も最大限にしています。「XX銀行のXXアカウントの金利がよい」「XXカードは還元率がよい」などといったお金の情報に詳しく、有益な情報を交換し合っているのです。

富裕層は比較をする

富裕層は銀行の金利や手数料から買い物の値段(どの国で買ったほうが安いか)まで比較検討をします。日本でも意識が高い人はネット銀行などの金利を徹底的に比較して少しでも金利が高い口座にお金を移している人もいますね。富裕層は買い物も実店舗とネット(イギリスやアメリカのサイト)とで値段を比較して安い国で買い物をしています。

日本でも「バイマ」などのネットサイトや、日本に配送可能な海外のサイトを利用することができるので、買い物の際に日本以外の国も含めて比較検討をするのも手です。特にセール時は海外のほうが割引率は高い場合も多いです。配送料も一定金額以上を購入すると無料といったネットサイトもたくさんあります。

消費でポイントをためる

「レジでカードを提示する時に、どれで支払うのが一番おトクか毎回考える」という富裕層も多いのですが、海外では物を買う時も現金ではなく、ポイントが貯まるデビットカードやクレジットカードで買い物をするのが一般的です。10枚近いクレジットカードを使い分け、カードの優待(割引き)やポイント還元を最大限に活用する達人もなかにはいるほどです。そんなに使っていないけど、マイルがすぐに貯まって、よく無料で飛行機に乗っているという知人もいます。

初心者が複数枚のクレジットカードを使うと管理が大変になるので、還元率のよいカード2~3枚に絞ってマネーツリーアプリで支出やポイントの管理をするのがおすすめです。デビットカード、クレジットカードのほうが記録も残るので家計を把握しやすくもなります。アプリを利用することにより、ポイントの管理もしやすくなりますね。

また、私がおすすめする、クレジットカードの選び方のポイントは下記の通り。ご自身のクレジットカードの見直しや新規加入の際に参考にしてください。

□還元率をチェック 一般加盟店で1%以上が理想
□年会費をチェック 年会費無料、もしくは受けられるサービス(優待、保険など)が年会費を超える
□ポイントの交換が容易かをチェック

仲間とネットワークを拡大する

「XXグループのファミリーセールがあるのだけど一緒に来る?」といったお誘いを富裕層はよくしてくれます。自分が受けられる優待を親切に友達にも声をかけてくれるのです。そうすることによって、結果的に自分も友達から同じような機会を受けることができるので色んなイベントや優待会などに参加ができるようです。また、友達が数人集まれば皆色んなクレジットカードを持っているので誰かのカードでレストランの割引を受けられることも多いです。日本でもクレジットカードで映画館の料金が割引になる場合も多いですね。その他にも百貨店カードなども優待が多いです。

友達とネットワークを拡大するのは色んなスケールメリットが働きます。例えば、日本でも友達を誘うとお互いに割引が受けられるといったサービスがたくさんありますよね。メンバー制度やセール情報なども共有できるとお得の輪が広がります。

いかがでしょうか。世界の富裕層が日常的にやっている習慣のなかにも私達の生活にすぐに取り入れられることが多いことが分かります。資産運用も大切ですが、まずは支出の管理が基本になります。支出の管理は建築物にたとえると基礎構造のようななくてはならない部分なので、資産を築くには不可欠です。このブログの読者にはMoneytreeアプリの利用者がいらっしゃるかと思いますが、アプリの活用でさらに楽に支出の管理を継続させることができますね。


執筆者:花輪陽子

1978年三重県生まれ。ファイナンシャルプランナー(CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。元外資系の投資銀行に勤務。リーマンショックで「夫婦同時失業」を経験し、現職に転身。テレビ出演、雑誌監修など多数。著書に『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)『お金持ちになる女はどっち?』(PHP)など。