こんにちは、サッシャです。キャッシュレスのすすめ第3回、今回は2000年初頭に登場したおサイフケータイが、どのように電子マネーの普及に貢献したのか、その背景に迫ります。

おサイフケータイの登場

それまでなかなか広がらなかった日本での電子マネー。その普及に大きな役割を果たしたのが「携帯電話」でした。そう!まだスマートフォンが普及する前の2004~2006年あたりから相次いで「Edy」(現在の「楽天Edy」)、「モバイルSuica」が携帯アプリを開発し「おサイフケータイ」という言葉が一気に広がりました。

それまでの独立したカード型の電子マネーやクレジットカード内臓の電子マネーと比べて大きく利便性が上がり、僕自身も飛躍的に使用回数が増えました。特に僕個人としては「モバイルSuica」の登場が「電子マネーライフ」を劇的に変えてくれました。

お得で便利なモバイルSuica

そもそも当時「ケータイ」に「モバイルSuica」をインストールしようと思った動機は大きく分けて2つでした。一つは「東北新幹線」運賃の割引。僕の妻の実家が栃木県の宇都宮なので子供を「おじいちゃん、おばあちゃん」に見せに行くのによく帰省するのです。その時新幹線を利用することも多いのです。

通常、東京から宇都宮まで新幹線を利用すると片道4930円。これが「モバイルSuica」を利用すると4210円。これだけで片道720円おトク!更に前日までに指定の便を予約する「スーパーモバトク」を利用すると3560円と実に1370円もおトクになるんです!これ往復だと実に2740円のセーブ!正直もうこれだけで使わない手はないというほどの割引率です!

もう一つの動機は、今となってはあんまりピンとこないかもしれませんが、紙の切符が一般的だったころ、まず券売機で切符を買うときに券売機の上にある案内板の地図を見て行き先の値段を確認して切符を買って、乗り越した場合には改札口の前で精算機で列を作って精算してから改札を出ていました。急いでいる時なんて、とりあえず最低運賃の切符を買って、降車駅で精算して改札を出ていたことも多かったですが、そのたびに精算機の長蛇の列に並ぶのが苦痛でした。

それが「モバイルSuica」であればタッチするだけで入って、電車に乗っている間にネット経由でケータイにチャージして改札を出ることでストレスなく利用できるようになったのです。これが僕としては革命的でした。電車というほぼ毎日使う公共交通機関が「モバイル電子マネー」と紐付いたことによって、「電子マネー」の利用に僕自身初めて具体的な価値を感じるようになったのです。

キャッシュレスライフの進化

そしてこの「モバイルSuica」(そしてもちろん通常の「Suica」)が電子マネーとしてコンビニで使えるようになり、タクシーでも使えるようになり、更に自動販売機でも使えるものがあったりとどんどんと利用シーンが広がっていきました。

一方の「Edy」とともに利用者獲得に向けての用途が広がっていました。僕自身は両方使いつつも、電車やタクシーなど交通費が電子マネーで使える利便性を感じて「モバイルSuica」を使うことが多くなってきました。電車やタクシーなど「乗ってから車中でチャージ」して降り時にピッタリ「モバイルSuica」で払うというのがとても便利です。

というのもケータイに搭載された電子マネーの一番心配なところは、万が一ケータイを紛失した場合、そこにある電子マネーをすべて失ってしまうこと(その対策としてのセキュリティーはなされていますが)だったので、常に使う分だけその場でチャージするのは、安全面でも一番安心だと感じています。

ケータイの登場から「おさいふケータイ」の登場。そこから今度は「スマートフォン」への進化。携帯電話の進化はそのまま僕自身の「キャッシュレスライフ」の進化でもあります。

著者プロフィール

サッシャ ドイツで生まれ10歳まで過ごし現在も定期的に往復中。 日本とドイツの架け橋となるべく活動しており、普段は東京のラジオ局J-WAVEでお昼の番組Beat Planetのナビゲーターを担当。また、日本テレビ系列の「金曜ロードSHOW!」の案内役、そしてモータースポーツやサイクルロードレースの実況アナウンサーとしても活動中。

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