経営者の方はもちろん、独立している個人事業主の方は、毎年3月に確定申告をする義務があります。確定申告のたびに、事務手続きが面倒だなというイメージを持っていませんか?今度こそ、もっと簡単に確定申告を済ませたいと思いませんか?確定申告へのネガティブなイメージが先行し、敬遠しがちですが、実はそんなことはありません。確定申告の流れや方法を知っていると、節税することも難しくありません。どのようなポイントに注意しておけばよいか、確認していきましょう。

確定申告の時期にも、慌てずに済むためには?

まず、確定申告期間(期限)を把握しておきましょう。この期限に間に合わないと、延滞税や無申告加算税を支払わなければならない可能性が出てきます。いわゆるペナルティーとしての罰金です。いくら準備していても、期限を過ぎてしまうと水の泡です。期限は必ず厳守しましょう!

そのために、日々の帳簿記録、領収書の管理等をこまめに行うようにしておきましょう。そして、決算書や書類を確定申告書に転記し、領収書等も提出します。こまめに経理作業を行うメリットは、事業がどのような状態になっているかといった、業績の把握や管理にもつながり、改善を行いやすくなります。

ご自身で経理作業を行うのは多忙でなかなか手が回らないという方は、書類のファイリングだけでも頑張ってみましょう。毎日、仕事を終える前の5分間を使って資料の整理をしてみましょう。格段に変わると思います。

どうすれば確定申告を手軽にできるの?

国税庁のHPに所得税(確定申告書等作成コーナー)というページがあります。平成27年度の場合は、 こちらです。

そこで流れに身をまかせるように入力していけば手軽に作成することは可能です。e-taxソフトを利用するとさらに添付書類を省略できるのでさらに便利です。ただし、e-taxソフトを利用する場合には、事前にカードリーダーなど準備が必要になります。

ソフトで決算書を作って、e-taxソフトで確定申告すると、決算作業から決算書作成、確定申告書の作成と提出までを一貫して行うことができます。市販されているソフトを使ってみると楽チンです。どんなソフトがおすすめか、いくつか挙げてみたいと思います。

弥生の「やよいの白色申告、やよいの青色申告

TKCの「e-TAX法定調書

アックスコンサルティングのクラウド会計ソフト「ハイブリッド会計Crew(クルー)」

エムエヌシイの「CASH RADER PBシステム

日本ビズアップのクラウド発展税務「所得税の達人

身近にカンタン、楽チンなツールがありますので、ぜひ利用してみましょう。毎日のちょっとした作業を頑張ってみることで、確定申告に対する意識も変わると思います。

著者プロフィール

村田朗

公認会計士、中小企業診断士、販売士1級、登録政治資金監査人。1986年大阪府大阪市出身、東京都港区在住。大阪市立大学経済学部卒業後、大手監査法人に入所。上場企業の監査を中心に、製造業、小売業、医薬品業、金融業、学校法人などの監査業務に従事。「継続は力なり」をモットーに、会計・税務・資金調達の面からコツコツ努力する経営者の方をサポートできるよう活動中!

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